Bazuru | Hiro’s Kick & Yoga – 私がキックボクシングとヨガを教える理由

Hiro’s Kick & Yoga – 私がキックボクシングとヨガを教える理由

生まれ育ちはどこで、どんな感じでしたか?子供の頃は何が好きでしたか?

生まれは、北海道の八雲という小さい町で、小学校の時に函館に引っ越ししました。子供の頃は、3つ上の姉や近所のお姉ちゃん達と一緒に、お人形さんごっこをしているような大人しい子供でした!

どういう流れでフィットネスやキックボクシングとヨガの世界に入りましたか?

簡単に言いますと、(笑)
ブレイキング
→ボクシング
→キックボクシング
→キックボクシングインストラクター
→ヨガインストラクター

以上の流れでヨガに行き着きました。

ブレイキングでは大会でバトルをするのですが、そのバトルにどうしても勝てなかった。相手を倒すつもりで踊れるように、本当に倒せる格闘技として、ボクシングを始めたのがきっかけでした。

そしてヨガに行き着いた理由なんですが、実は、2015年に鬱になって約一年休職したんです、当時は、ただただ薬を飲んで寝る毎日でした。

めまいと頭痛とネガティブな気持ちがこびりついたように離れませんでした。

でも、沢山の仲間に支えられて、少しずつ少しずつ良くなって、なんとか社会復帰できました。本当に仲間って、これほど大切なものなんだなーと痛感しましたね。(泣)

ヨガは予防医療の観点から、自分で、自分の心を安定させリラックスさせる効果があります。

「自分の心と体を、自分でケアしながら生きていけたらいいな。」

そして、その過程で、もし誰かにこのヨガの素晴らしさを伝えられたなら、もっと楽しいことが待っているのかも!? という、まあ、漠然とした感じではありますが、このような考えが源流となっています。

フィットネスはヒロさんにとって、どういうものですか?

そうですね、フィットネスは、今のわたしにはなくてはならないものですね。

フィットネスのおかげで、新しい仲間に出会い、そして刺激しあえる。

その出会いは、ドキドキする刺激がある反面、恐怖もあります。

でも、来てくださった方たちが仲良くなったり、私が別に教えているジムの会員になってくださったりすると、キックボクシングの楽しさを伝えられた!と、自分の自信になるのを感じます。

個人でやっているKICK&YOGAクラス、組織に入って教えているクラス、どちらとも、それぞれの悩みと達成感があります。

「オヤジブレイカーズ」がすごく気になります。ヒロさんがブレイクダンスをやってたんですか?

うふふ!(笑い)
興味を持って頂いてありがとうございます!

オヤジブレイカーズの話をすると少し長くなりますがいいですか?

>いいですよ!

まず、1983年、私が高校1年生の時に、HIPHOPという文化が日本にやってきました。

そのHIPHOPは、四大要素としてDJ、RAP、GRAFFITI 、BREAK DANCEがあります。

普段は普通の人。でもいざ踊りだすと、ムーンウォークで前に歩いているように後ろに移動したり、ロボットのように動いたり、床を背中でグルグル回ったり、瞬間で全く別人になれる。その点が刺激的でした、あまり自分に自信が持てなかったので、「いつも新しい自分に生まれ変わりたい!!」いう気持ちが強かったからだと自己分析しています。

当時はインターネットもなく情報がとても少なかったので、映画を見たり、「レッツ!ブレイクダンシング」(原宿ダンスアカデミー発行)なんていう本などをみて練習したりしてました。

18歳で就職のために上京。しばらくしてから、その本の発行元、原宿ダンスアカデミーのブレイクダンスクラスに入ったんです。

そのクラスに入った時に、鏡に向かって一生懸命にウェーブの練習をしていたのが、実は、今の私の奥さんになっています!笑

その後、チームで都内のDISCO、六本木ネペンタ、渋谷J TRIP BAR、横浜MAHARAJAなどでショーをしてました。

余談ですが、当時、カミさんには、ブレイカー(私)の嫁だから、ブレイカーちゃんというニックネームをダンスの先生がつけたんです。ブレイカーチャン、ブレイカーチャンと呼ばれていました!(笑)

(当時ブレイキングをするダンサーをブレイカーと呼んでいました)

その後、国内外の長期出張や駐在、子供の出産や育児もありましたが、ブレイキングを細々と継続。

そんななか、2014年オヤジブレイカーズの方たちに声をかけていただいて、一緒に踊ることになったんです。このチームは、2004年ごろのDA PUMPがMCの少年チャンプルというダンステレビ番組で派生したダンスチームですが、メンバーは、すべてHIPHOP創世記を生きてきた人たちで構成されています。

私は、都内クラブでのパフォーマンスで、いわば非常勤のような状態でに踊っていたので、テレビには出ていませんでしたが、2014年に正式にチームに入ることになりました。

チームとして、麻布や青山、渋谷、上野など、沢山のクラブで、パフォーマンス、バトルに出ることができましたし、世界大会の日本予選にも参加させてもらいましたね。

2018年に、キックボクシングに専念するためにチームを脱退しました。

合同練習や振り作り、リハーサルが深夜だったので、もちろん辛かった時期もありましたが、ヒップホップという、「今では世界で、知らない人がいない文化」とともに、とても楽しい思い出になっています。

ヒロさんはいつも笑っていますが、どうしてですか?

ほんと!?(爆笑)
ありがとうございます!

前述でもお話ししましたが、鬱になった経験があります。

できるだけ笑顔で過ごしたいなと思っていることと、インストラクターとしてもそうですが、心の平穏が笑顔になれる源だと思うので、なるべく落ち着いて過ごすようにしています。

もちろん、そんな日ばかりではないですが、、、。(笑)

できるだけ、そう心がけています。

ヒロさんにはどういう目標がありますか?

今年1月に、国内のヨガインストラクターライセンスを取得しました。続けて、今年4月から10月までの6ヶ月間をかけて、全米ヨガアライアンスのヨガインストラクターライセンスRYT200 を取得する予定です。

まずは、今、これが第一優先目標です。

今後、自分がどう変化していくのか、予想がつかないのですが、キックボクシングとヨガを通じて、私の周りに笑顔が溢れていたら嬉しいなと思っています!

これからの5年間で、したいことはありますか?

5年ですか?
正直、今後の人生全部フィットネスの世界で人生を送れたら、どんなに楽しいだろう、と考えています。

私は29年間サービスエンジニアとして、お客様への技術提供を通じて、接客業をしてきました。この経験をフィットネス業界で活かすことはできないかなーとぼんやり考えています。

皆さんへのメッセージをお願いします。

私は、キックボクサーとしてはアマチュですが、インストラクターとしては、キックボクシングもヨガもプロです。

さらに、私の周りには、沢山の仲間や先生がバックアップしてくれています。

ジムやスタジオの組織とは別に、都度精算で体験してもらえるために、私は、HIRO’S KICK&YOGAを作りました。

キックボクシングとヨガは対極にあるかもしれませんが、実は、共通点がとても多いです。

クラスでは、少しずつ、その共通点とそれぞれの楽しさを伝えていけたらいいなと思っています。いつでも気軽に体験しにきていただけたら嬉しいです!

いつか、皆さんとお会いできる日を楽しみにしています!

HIRO